輝(き)らりキッズ 楽しく走るJrアスリート

仲間と一緒に楽しそうに走るメンバー=出雲市神西沖町、神西小学校グラウンド
神西小(出雲)児童44人参加

    OB(オービー)ら地域(ちいき)一体で指導(しどう)

     夢(ゆめ)は中学、高校駅伝代表

 神西(じんざい)小学校(出雲(いずも)市神西沖(じんざいおき)町)の児童を対象にした陸上教室「神西ジュニアアスリートクラブ」は、昨年12月に滋賀(しが)県であった全国中学校駅伝大会に男女とも2年連続で出場を決めた、河南(かなん)中学校(出雲市神門(かんど)町)の陸上部に、多くの人材を送っています。

 クラブは2006年に、陸上が好きな大人たちが「子どものうちから鍛(きた)えて陸上の強い地区にしよう」との発案で誕生(たんじょう)しました。1小学校を対象にした私設(しせつ)の教室は県内でも珍(めずら)しいです。

 クラブは毎週水曜日午後6時から1時間、地区に住む陸上経験(けいけん)者の消防士(しょうぼうし)5人が、仕事の休みの日を利用してコーチを担(にな)っています。神西小の全児童186人のうち44人がクラブに入っています。

練習前にコーチの話を熱心に聞くメンバー=出雲市神西沖町、神西小学校グラウンド
 短距離(たんきょり)やハードル、長距離など、短時間でも集中して練習できるよう、工夫(くふう)をこらしたメニューで基礎(きそ)体力をつけています。市内外の大会や記録会にも積極的に参加しています。昨年12月にあった出雲市北部を会場に439人が参加した「北陽(ほくよう)マラソン大会」では6年でクラブキャプテンの田辺心(たなべこころ)さん(12)、5年の布野新太郎(ふのしんたろう)君(11)、4年の小村実加(おむらみか)さん(10)が各学年の1位に名を連ねました。

 中学進学後は河南中で陸上部に進む児童が多く、昨年12月の全国中学校駅伝大会に出たメンバーのうち、4人がクラブ出身です。クラブの矢野篤(やのあつし)コーチ(45)が「子どもたちは河南中に憧(あこが)れを持っている。練習で行き来しており、つながりがある」と話すように、クラブの練習には中学生や高校生などクラブOB(オービー)も多く参加し、地域(ちいき)一体となって陸上を楽しんでいます。

 クラブで基礎体力をつけ、記録会などへの参加経験を重ねることで、中学校の陸上部でも力を発揮(はっき)しやすくなっています。河南中陸上部の河村靖宏顧問(かわむらやすひろこもん)も、「アスリートクラブなど地域が長距離の陸上に熱心な土地柄(がら)」と話します。

 クラブキャプテンの田辺さんは「陸上はきついけれど仲間と頑張(がんば)って乗り越(こ)え、走った後の達成感がとても好き。私も河南中陸上部に入って全国に行きたい」と意気込(ご)んでいます。6年の布野鳴人(ふのなると)君(12)も「走るのは気持ちいい。練習が終わった後は達成感がある」と口をそろえます。

 コーチたちは、京都市で開かれる全国高校駅伝に多くのクラブメンバーが走ってくれることを夢(ゆめ)見ています。

≪プロフィル≫

【モットー】楽しく、仲良く、元気よく

【 夢 】 神西からオリンピック選手を出す

【今年の目標】出雲小学生駅伝大会でアベック優勝(ゆうしょう)

2017年1月25日 無断転載禁止

こども新聞