米子で障害者ら働く飲食店「海の声」2月1日オープン

2月1日に開店する「海の声」
 鳥取県米子市の商店街の一角にある元町交流センター「さん」(米子市日野町)に、障害者らが働く飲食店「海の声」が2月1日、オープンする。撤退で、館内に飲食店がない状態が1年余り続いていた。地物の魚をふんだんに使った海鮮丼などを提供する予定。一帯のにぎわいを取り戻すきっかけになってほしいと関係者は期待している。

 地元の商業者でつくる街づくり会社が元町サンロードの空き店舗を改修して、2011年から、さんの運営を始めた。15年秋に飲食店が撤退していた。

 2階建ての1階部分に入る海の声は、NPO「山陰福祉の会」(同市加茂町2丁目)が運営する。

 大山町で水揚げされた新鮮なイカやモサエビなど地元の魚介類を中心的に使う。伯耆町など周辺市町村の高齢者らが作る野菜も利用し、地産地消を進める。

 障害者6人が働く。経験豊富な料理人の指示の下、食材の調理や下処理などを担う。当面は食堂での食事提供と弁当の販売に限る。将来的には、近隣高齢者らへの総菜の配達も行いたいという。

 ひとり親世帯の貧困問題などに取り組む山陰福祉の会の山中裕二理事長(37)は、2階の多目的空間を生かした無料の学習塾の開講なども思い描く。山中理事長は「住民とかかわりながら障害者が就労するのは望ましい姿だと思う。いろいろな人を巻き込みながら、にぎわいを生み出したい」と話す。

 営業は、平日の午前11時半~午後2時。

2017年1月31日 無断転載禁止