輝(き)らりキッズ 100メートル12秒74 陸上女子中1 全国準優勝

坂道を走り込む角良子さん=米子市葭津(よしづ)
目標の12秒10へ練習に熱

    ピッチ速く力強いバネ

     角 良子(すみ りょうこ)さん (米子・美保中)

 1歩ごとにぐんぐんと伸(の)びるように走るのは角良子(すみりょうこ)さん(13)=米子(よなご)市立美保(みほ)中学校1年=です。昨年10月に横浜(よこはま)市であったジュニアオリンピック陸上競技(きょうぎ)大会に出場し、女子中学1年の100メートル走で準優勝(じゅんゆうしょう)に輝(かがや)きました。さらにタイムを早くしようと練習に励(はげ)んでいます。

 10月下旬(げじゅん)、角さんは雨の降(ふ)る決勝で第6レーンにつきました。ピストルの合図と共に素晴(すば)らしいスタートダッシュを決めると、0・9メートルの向かい風をものともせず、12秒74でゴール。「向かい風も雨も苦手だった」と、調子は良くありませんでしたが、初めて全国で2位になりました。

 これまで全国大会では8位が最高だった角さんは、大会前は決勝に残ることが目標だったと言います。全国のライバルと堂々と肩(かた)を並(なら)べ、ほぼ横一線でゴールラインを切りました。

陸上部の仲間と練習を楽しむ角良子さん(中)=米子市大篠津(おおしのづ)町、美保中学校
 ゴール直後は自分では順位が分からず、「どうかな」と緊張(きんちょう)していました。結果が分かると手をたたいて喜び、名前がアナウンスされると「2位でうれしかった」と両手を広げてガッツボーズを決めました。

 小学5年の時に友達に誘(さそ)われて始めた陸上。足を動かすピッチの速さと、1歩ごとの力強いバネは抜群(ばつぐん)です。何よりも強みは走るのが大好きなことで、「シンプルだし、自分のペースでバリバリやれる」といいます。普段(ふだん)は笑顔(えがお)の絶(た)えない女の子ですが、走り出すと真剣(しんけん)な表情(ひょうじょう)に変わり、力強い走りを見せます。陸上部が休みの日もストレッチなど体のケアは欠かしません。

 9月に鳥取市布勢(ふせ)のコカコーラウエストスポーツパーク陸上競技場であった鳥取県の新人戦では、大会新記録の12秒56で優勝し、自己(じこ)ベストをマークしました。中学女子の100メートルでは13秒台前半でも早いほうで、驚異的(きょういてき)な走りです。

 夏は境港(さかいみなと)市三軒屋(さんげんや)町の竜ケ山(りゅうがやま)陸上競技場などで走り込(こ)み、タイムをどんどん縮(ちぢ)めました。練習では前の選手に追いつきそうになるほどです。走るときは体がぶれて力が逃(に)げないように、腕(うで)を真っすぐ振(ふ)ることを意識(いしき)しています。

 冬の間は陸上部の仲間と一緒(いっしょ)にハードル跳(と)びや坂道ダッシュで基礎(きそ)体力を付けています。目標は自己ベストを12秒10にすることで、練習にも熱が入ります。今後は「全国大会で優勝したい」と大きな夢(ゆめ)を描(えが)きます。

≪プロフィル≫

【好きな教科】 体育、英語、国語

【ランニング中に聞く音楽】 嵐(あらし)

【目標の選手】 福島千里(ちさと)選手

【好きなスポーツ選手】 錦織圭(にしこりけい)選手

2017年2月1日 無断転載禁止

こども新聞