女子ログ ヒュッケタイム

 連日の大寒波で、私が住む奥出雲町も雪で覆われた。積雪は70センチ~1メートル。車椅子では外出もままならない。そのことをSNSでアップすると、学生時代に留学していたデンマークの友達から、「そんなときこそ、ヒュッケタイムを楽しんで」とメッセージをもらった。

 hygge(ヒュッケ)とはデンマーク語で「ぬくもりと心地よさ、そのために幸福や満足感を感じられる状況」という意味。お茶を飲んでほっとしている時間、ゆっくりと散歩をする時間、家族や友達と過ごす時間など、ゆったりくつろいだ雰囲気を指す。今の時季なら、暖かい部屋でおいしいものを食べ、キャンドルをともしてのんびりする、といった感じだろうか。

 しかし、実際の冬の日常は慌ただしい。早起きして家の周辺の除雪作業や車の雪下ろしをし、渋滞を見越して早めに出かけなければならないなど、なかなかのんびりとはいかない。気持ちが焦っていた時に届いたメッセージ。デンマークでのヒュッケな時間を思い出し、冬だからできる楽しみを見つけ、夜だけでもゆったり、のんびり過ごそうと思った。

 そして、ぬくもりや心地よさは自分一人ではつくれない。誰かがいてくれるからこそ生まれる。一緒に過ごせる家族や友達への感謝の気持ちも深まった。友人のメッセージと大雪が、ヒュッケの大切さを教えてくれた。(奥出雲町・バタフライ)

2017年2月2日 無断転載禁止