八雲・田村神社「七日塔」 一年の幸福願う

大餅を背負った来年の当番の家族に雪玉を投げる子ども
 松江市八雲町西岩坂秋吉地区の田村神社(平林茂宮司)で11日、大きな餅に向かって雪玉を投げ、豊作や無病息災を祈る神事「七日塔」があった。雪が吹き付ける中、氏子ら約60人が参加して、1年間の幸福を願った。

 平林宮司(58)がイノシシに見立てた的を竹槍で突き、害獣に悩まされないよう祈った後、約10メートル離れた的を狙って弓を引いた。「矢が当たれば不作、外れれば豊作」と伝わることから、3本の矢が全てが外れると、参加者から歓声が上がった。

 割り箸を稲に見立てたお田植え神事に続き、ネズミと呼ばれる縁起物の干し柿を取り合った。最後に、神前に供えられた約60センチの楕円形の餅3枚が下ろされ、来年の当番を受け持つ氏子が背負った。

 餅を背負った氏子が門を出るまでに雪玉を投げ、餅に当たると縁起が良いとされ、住民たちは懸命に狙った。見事に的中させた、近くに住む同市立八雲小学校5年秋原楓真君(11)は「お小遣いの金額が上がるようにとお願いした。叶いそうだ」と喜んだ。

2017年2月13日 無断転載禁止