女子ログ 私をつくるもの

 毎年初詣とは別に、お礼参りに出雲大社へ出掛ける。去年1年間の感謝をして、新年の抱負を告げ、「今年もまた良い出会いとご縁をお願いします」と手を合わせる。

 思えば今日までの人生で、出会った人に支えられ、助けられたことが何度あっただろう。小学校高学年の時、1人暮らしのお年寄りの家を訪問するという、社会科学習のようなものがあった。その時に訪ねたおじいさんとの文通は、私が高校を卒業する頃まで続いた。日常生活のこと、幼少時代から大人になるまでの体験から学んだこと、人との接し方など学校では習わないこをを書き送ってくれた。家族以外の経験豊富な大人の言葉は、その達筆な字と同様、よく分からないこともあったが、時に厳しく、温かく、思春期の私を救ってくれた。おじいさんはもう亡くなっているが、いただいた手紙は今も手元にある。

 あれから二十数年、学生時代や社会人経験の中でお世話になった人、インターネットやイベントを通じて知り合った人など、さまざまなご縁をいただいた。時々会う人もいれば、年賀状で近況報告するだけの人もいる。きっかけも、連絡手段も頻度も違うけれど、いつも大事な場面で私の背中を押し、苦しい時も応援してくれる。人との出会いによってつながったご縁こそが心を強くし、私をつくってくれている。

(松江市・アスチルベ)

2017年2月15日 無断転載禁止