松江の移り変わり紹介する「絵はがき展」 歴史館で開幕

今岡ガクブチ店の今岡弘延社長(左)の作品解説に聞き入る来場者
 懐かしい松江の風景を絵はがきで振り返る企画展「セピア色の水都 松江」(山陰中央新報社、松江歴史館主催)が17日、松江市殿町の松江歴史館で始まった。松江城や大橋川などを題材に明治後半から昭和初期に発行された絵はがきが並び、見る人の郷愁を呼び起こしている。

 企画展を共催する松江市天神町の今岡ガクブチ店が所有する絵はがき26枚をはじめ、絵はがきの拡大写真、もとになった写真のネガに当たるガラス乾板などを展示している。

 多くが当時の写真を印刷しており、日の丸を振って橋を歩く大勢の人々を写した1911(明治44)年の松江大橋開通記念や、09(同42)年の島根県庁新築記念などの絵はがきが、当時の様子を伝える。開幕に合わせて展示解説を行った同店の今岡弘延社長(62)は、松江市大火の燃えさかる炎を写真で捉えた27(昭和2)年の絵はがきについて「解像度が高く、報道の役割も果たしていたのではないか」と考察した。

 来場した松江市八雲台1丁目の稲田輝子さん(72)は「過去の松江の鮮明な姿が味わえる貴重な資料ばかり。自然を生かした町並みに引き込まれる」と感動した様子だった。

 観覧無料で、4月2日まで(3月16日は休館)。

2017年2月17日 無断転載禁止