(2月12日~18日)島根

 ◆県当初予算案1・6%減5118億円
 県は13日、総額5117億7110万円の2017年度一般会計当初予算案を発表した。県有施設の大型改修の終了などで投資的経費が減少した結果、前年度当初比1・6%減。一方、人口減少対策の5カ年計画「県版総合戦略」の実行2年目を迎え、16年度一般会計補正予算案を含めて714億円を確保するなど、中山間地域・離島対策などに一層力を入れる考えだ。

 ◆石見神楽PRへ協力要請
 石見神楽が盛んな県西部の9市町は14日、溝口善兵衛知事に対し、2020年の東京五輪・パラリンピックを契機に石見神楽を国内外にPRするため、関係機関への働き掛けに協力を求める要望書を提出した。

 ◆大賞に陸上女子の福田
 山陰中央新報社など県内の新聞、通信、放送15社でつくる島根スポーツ記者クラブは14日、松江市内で、2016年度の同記者クラブ賞の選考会を開き、大賞に陸上の日本選手権女子800メートル優勝の福田翔子(松江北高)を選んだ。特別賞は競泳女子400メートルリレーで全国中学校体育大会(全中)2連覇を果たした湖南中水泳部に決めた。表彰式は3月の予定。

灰火山社記の文中にある「灰火見風土記」の記述
 ◆神戸川分水で住民団体と出雲市合意
 神戸川上流の来島ダム(飯南町下来島)から江の川の中国電力潮発電所(美郷町潮村)に分水する発電事業の水利権更新問題で、流域住民でつくる神戸川再生推進会議(林要一会長)と出雲市は17日、未定となっている水利使用期間などで合意した。事業の新たな確認書を2016年度中に締結した場合の水利期間は27年3月末まで▽環境放流量は常時2トン▽関係機関で組織を立ち上げ、環境面を検証-などの内容。合意を受けて県、市長、中電などが3月末までに新確認書締結を目指すとみられ、事態の決着に向けて大きく前進した。

 ◆戦国史料に風土記の記述
 戦国時代に現在の奥出雲町にあったほこらの由緒を書いた「灰火山社記(はいびやましゃき)」に、出雲国風土記(733年完成)を引用した箇所があることが分かり、所蔵する松江歴史館(松江市殿町)が17日、発表した。鎌倉時代に2例ある同風土記の引用例に次ぐ古さ。風土記が広く知られ、読まれていたことがうかがえる史料という。

 ◆竹島アシカ猟、新たな文書
 県は17日、日本政府が竹島(隠岐の島町、韓国名・独島=トクト)を領土編入する以前に、隠岐地方の漁師が、竹島で組織的なニホンアシカ猟を行っていた実態を示す新たな記録が見つかったと発表した。1897年ごろ、隠岐の島町久見の石橋松太郎氏(1863~1941年)が船長を雇って猟に出たとする内容。県竹島対策室は、領土編入前の竹島漁猟の具体像をより明らかにする貴重な資料としている。

2017年2月20日 無断転載禁止