アルファー食品(出雲)インド市場調査へ OEM生産目指す

アルファー食品がインド向けに輸出を計画しているコメの加工品=出雲市大社町北荒木、同社
 コメ加工品の製造販売を手掛けるアルファー食品(島根県出雲市大社町北荒木)は2017年度、国際協力機構(JICA)の支援を受け、インド南部のケララ州で市場調査を実施する。日本で加工した商品を輸出して現地の消費動向などを調べ、18年度に本格販売を始めたい考え。将来的には現地企業と提携して、OEM(相手先ブランドによる生産)方式での自社商品の製造を目指している。

 インドでは、コメが主食として流通しているのに加え、ケララ州は2015年12月に中海・宍道湖・大山圏域市長会などと経済交流の覚書を交わしていることから進出しやすいと判断。JICAが優れた製品や技術力を持った中小企業の海外展開を支援する事業に申請し、採択された。

 17年度は春と秋の2回、同社の幹部や技術者が現地に赴き、食品加工会社や流通業者へのヒアリングなどを行うほか、炊いたり蒸したりしたお米を熱風で急速乾燥して高い食味や保存性がある主力のアルファ化米やレトルト食品をサンプル輸出し、現地人の味の好みや適正な価格帯を調べる。

 18年度以降は小売店での販売のほか、学校給食や災害時の非常食などとして営業を強化する。さらにOEM方式による現地生産で輸送費や関税を圧縮し、提携先企業と技術者の人材交流も進める。インド国内での売上高は、19年度時点で2千万円を目指す。

 アルファー食品の矢冨伸治専務は「販路を積極的に広げ、収益を向上させたい」と話し、ケララ州以外への進出も検討する意向を示した。

2017年2月21日 無断転載禁止