(2月19日~25日)鳥取

 ◆清水寺の梵鐘、日南に同じ原型の鋳型
 県文化財保護審議会(会長・永松大鳥取大教授)は20日、安来市・清水寺の梵鐘(ぼんしょう、1421年製作)と原型が同じ鋳型の「霞の要害跡出土梵鐘鋳造関連遺物」を県保護文化財に指定する方針を決めた。清水寺の梵鐘に製作年と作者の刻印があり、鋳型(霞の要害)と製品(清水寺)と合わせた4点がそろって分かるのは極めて珍しいという。

 ◆古代山陰道に柳の街路樹
 県埋蔵文化財センターは21日、鳥取市青谷町青谷の青谷横木遺跡に残る10世紀後半の古代山陰道で、柳の街路樹が見つかり、約100メートルにわたって並んでいたことが確認された、と発表した。8世紀の和歌や文献に道路の植樹に関する記載はあるが、古代の街路樹の存在が発掘調査で裏付けられるのは全国で初めてという。

 ◆美術館議論まとまらず
 県立博物館(鳥取市東町2丁目)から分離新設する県立美術館の建設場所や整備基本構想について、県教育委員会は21日の臨時委員会での最終とりまとめを持ち越した。県教委事務局が建設地を倉吉市駄経寺町2丁目の市営ラグビー場と提案したが、「将来に責任を持てるように熟慮したい」と議論を継続することにした。同基本計画策定費を含む2017年度一般会計当初予算案の審議が予定されている2月定例県議会会期中に結論を出す考え。

 ◆県人口、自然減過去最多
 県は21日、2016年の人口移動調査結果を公表した。記録が残る1955年以降で出生数が過去最少、死亡数が過去最多で、死亡数が出生数を上回る「自然減」は過去最大となった。転出者数が転入者数を上回る「社会減」は縮小したものの自然減の拡大を補いきれず、計4007人の人口減となり、減少幅は前年と比べ69人拡大した。

 ◆米子でひき逃げ死亡事故
 23日午前3時半ごろ、米子市陰田町の国道9号で、男性1人が倒れていると110番があった。男性はほぼ全身に外傷があり、現場で死亡が確認された。米子署はそれぞれ自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、24日に同市皆生新田2丁目、運転手加藤努容疑者(49)、25日には岡山市北区、運転手丹内秀政容疑者(55)を逮捕した。男性は米子市陰田町、会社員成沢良太郎さん(26)と判明した。

 ◆倉吉で18年スポーツクライミング・アジア選手権
 県は24日、2018年の第26回スポーツクライミング・アジア選手権大会が倉吉市で開催されると発表した。20年東京五輪の追加種目に決まったばかりとあって競技への関心が高まっており、4日間行われる大会には25カ国約300人以上の選手の来県が見込まれる。日本での開催は02年の富山大会以来16年ぶり。

2017年2月27日 無断転載禁止