松江・美保関 板ワカメ作り最盛期 食欲そそる海の香り

乾燥室から運び出した板ワカメを並べる寺本君香さん(右)と優作さん=松江市美保関町片江
 山陰特産の板ワカメの生産が沿岸地域で最盛期を迎えた。漁師の自宅にある乾燥作業場では海の香りが漂う中、家族らがパリパリに乾燥したワカメを手際よく裁断しながら、商品作りに追われている。

 松江市美保関町片江の寺本君香さん(62)方では1日早朝から、君香さんやパート従業員らが作業。次男で漁師の優作さん(36)が前日に収穫した養殖ワカメを塩抜きし、「すず」と呼ばれる縦1メートル、横75センチの板に並べた。乾燥室で5、6時間熱風にさらしてから取り出すと、優作さんが長い板を当て、ナイフで「ザク、ザク」という小気味よい音をたててカットしていった。

 1日に14キロほどの板ワカメを3月下旬ごろまで作り、卸売業者などを通じて県内外のスーパー、土産店に出荷する。優作さんは「島根半島の春の恵みを味わってほしい」と話した。

2017年3月2日 無断転載禁止