妖怪姿で水木さんに感謝 境港で生誕祭 にぎやかに

水木しげるさんの写真をバックに、特大ケーキで生誕95年を祝う武良布枝さん(中央)たち=境港市中野町、市文化ホール
 「ゲゲゲの鬼太郎」などの作品で知られ、2015年11月に93歳で亡くなった鳥取県境港市出身の漫画家、水木しげるさんの誕生日(8日)を控えた4日、生誕祭が同市内で開かれた。タレントのラサール石井さん、読売テレビプロデューサーの結城豊弘さんらのトークショーがあったほか、仮装したファンらが水木しげるロードをパレードし、にぎやかに故人をしのんだ。

 鳥取県と同市が初めて企画した。同市中野町の文化ホールでは、水木さんの妻、武良布枝さん(85)をはじめ、鬼太郎に扮(ふん)した平井伸治知事、ねずみ男に仮装した中村勝治市長がステージに登場。鬼太郎などのキャラクターが描かれた特大ケーキがお目見えし、武良さんたちがろうそくの火を消して生誕95年を祝った。武良さんは「見事なケーキで声になりません」と喜んだ。

 トークショーでは、ミュージカル版「ゲゲゲの鬼太郎」の脚本・演出を担当するなど、水木作品に造詣が深いラサールさんが、初めて訪れたという境港市の印象について「町ぐるみで水木さんを尊敬しているように感じる」と強調。結城さんは「町じゅうが水木ワールドに染まっている」と応じた。

 シンガー・ソングライターの六子さんを中心に、テレビドラマ「ゲゲゲの女房」の主題歌「ありがとう」を全員で合唱し、水木さんに感謝の念を伝えた。

 その後、仮装したファンらは水木しげるロードに移動。約800メートルのロードを妖怪の着ぐるみたちと一緒に練り歩き、道行く観光客たちを楽しませた。

2017年3月5日 無断転載禁止