女子ログ 至福の…

 ああ~、あなたはなぜこんなにも私を至福のひとときに誘うのか。私はなぜ、あなたの誘惑に勝てないのか。

 冬の夜、仕事や家事を終え一息。その魅惑的な「あなた」に身を委ねると、もう「至福のとき」にひとっ飛び。数時間後、この「至福」が「しまった!」に変わると分かっていながら、つい毎夜のように。

 その「あなた」とは、コタツ。冷えた体を温め、疲れごとほっこり包んでくれる。少し休憩した後、ひと作業しようと思っているのに、気がついたら眠りに落ちている。このウトウトがなんとも幸せ。息子にだらしないととがめられてもやめられない。毎日のようにうたた寝し、すべきことが滞って反省することもあるが、一日頑張ったねぎらいにと、ちょっと自分を甘やかす。

 日本のコタツ文化は室町時代に始まったようだ。熱源が炭から電気に変わったり、形が若干変化したりしているが、「机に布団」という基本的なスタイルは現在に続いている。暖房器具はさまざま。特長もそれぞれあるけれど、コタツは家族や同じ部屋にいる人がギュッと集まって暖をとるから、だんらんにももってこい。素晴らしい日本文化の一つだと思う。わが家のコタツも私のウトウト専用にしないで、家族との「暖(団)らん」にも活用しよう。

 コタツよ、今夜も至福タイムをありがとう。

(松江市・ネコむら)

2017年3月8日 無断転載禁止