きらめく星 月の形と名前

半月と満月の間の月=2016年6月17日、三瓶自然館サヒメルの天文台で撮影(さつえい)
自分なりのネーミングを

 近ごろ見た月はどんな形でしたか。月の形は日に日に変わりますので、いつ見たかによってその答えも変わってくるはずです。

 真(ま)ん丸(まる)の月を見たという人がいることでしょう。満月(まんげつ)ですね。半分だけが光る半月(はんげつ)を見たという人もいると思います。それから、まったく光っているところがなくて見えませんが、新月(しんげつ)のときもあります。

 もっとも、満月、半月、新月だけでは、すべての月の形は言い表せません。月は新月から半月、半月から満月へとだんだん変化していきます。新月と半月の間には、そう、三日月(みかづき)があります。

 三日月とは、新月の日を1日目として3日目に出る月という意味です。もともとは3日目に見られる細い月が三日月なのですが、広い意味で、3日目でなくても、バナナのような細めの形なら大まかに三日月と呼(よ)んでいます。

 では、半月と満月の間の少し太った月は何と呼べばよいのでしょう。実は、これといった呼び名がないのです。まったくないわけではなく、三日月と同じように、新月から数えて10日すぎなら「十日余(あま)りの月」とか、13日目なら「十三夜(じゅうさんや)の月」という言い方は昔からありました。

 今ももちろんそう呼んで構(かま)いません。ただ、誰(だれ)もがイメージできる、わかりやすくて短い呼び名があると、新月、三日月、半月、満月とあわせ、月の大体の形が言い表せるので、もっと便利だとも思います。

 今日3月8日や明日、明後日は、そんな太めの月が出ますので、ぜひ見てください。そして、この半月より太った月のいい名前を考えて、知らせてください。

 さらに、毎日少しずつ変わる月の形に、自分なりのいろいろな名前を付けてみるのも楽しそうですね。

 (島根県立三瓶(さんべ)自然館サヒメル天文事業室長・竹内幹蔵(みきまさ))

2017年3月8日 無断転載禁止

こども新聞