酒造りの現場 最新情報学ぶ 山陰両県の学生30人

日本酒造りについて田中裕一郎社長(左)の説明を聞く学生
 山陰両県の大学の学生が8日、松江市石橋町の李白酒造などの酒蔵を訪れ、伝統の味をつなぐ工夫について理解を深めた。

 体験的に学びながら地域の課題解決を考えるという5大学で設ける「山陰地域フィールド体験学習」の一環で、地域に根付く日本酒をテーマに取り上げ、今回は県立大短期大学部、県立大、鳥取環境大の30人が参加した。

 日本酒作りの行程や歴史、海外への輸出などについての座学を行った後、2グループに分かれ、李白酒造と米田酒造(松江市)の酒蔵を訪れた。

 このうち、3年前に杜氏がいなくなった李白酒造では、水温や気温、湿度などのデータを日々記録しながら、理想的な品質に近づけ、これまでの技術を継承しようとする工夫を紹介。同社の田中裕一郎社長(36)は「出来上がった酒をもとに(記録した)数字を振り返るのは科学的でおもしろい」と語った。

 参加した鳥取環境大環境学部3年の野中麻紗子さん(23)は「伝統的な製法で手作業が多いイメージだったが、機械も取り入れた作り方に驚いた」と話した。

2017年3月8日 無断転載禁止