今福座と石見神楽コラボ 豪快太鼓に引き立つ舞

豪快なばちさばきで、八岐大蛇と須佐之男命の死闘を表現する今福優さん(中央)
 島根県益田市匹見町を拠点に活動する和太鼓奏者・今福優さん(60)率いる今福座の「今福優和太鼓雲南公演」が12日、雲南市加茂町宇治のラメールであり、メンバー3人が勇壮な太鼓の演奏を披露した。石見神楽の社中と共演したほか、銅鐸(どうたく)のレプリカを演奏に織り交ぜるなど多彩なステージを繰り広げ、訪れた350人を魅了した。

 3人は、情熱的なばちさばきで大太鼓や締太鼓をたたいた。全国最多の39個の銅鐸が同町の加茂岩倉遺跡で出土してから昨年で20周年を迎えたことにちなみ、鐘状になった銅鐸のレプリカを鳴らし、会場を盛り上げた。

 クライマックスでは、今福さんが道川神楽社中(益田市匹見町)と石見神楽の代表的な演目「大蛇(おろち)」を共演。今福さんの豪快な太鼓の演奏が、八岐大蛇(やまたのおろち)の荒々しさを引き立てたほか、須佐之男命(すさのおのみこと)との死闘を臨場感たっぷりに表現し、観客から拍手を浴びた。

 安来市広瀬町西比田の西村衛さん(75)は「間近で見ることができた。太鼓も神楽も迫力がすごく、最高だった」と話した。

 公演は、県としまね文化振興財団が文化庁の補助を受けて主催。雲南市の第三セクター・キラキラ雲南が共催した。

2017年3月13日 無断転載禁止