(3月5日~11日)鳥取

 ◆がん転移関与のタンパク質究明
 鳥取大医学部(米子市西町)の岡田太教授らの研究グループが、細胞表面にあるタンパク質「Amigo(アミーゴ)2」が肝臓へのがん細胞転移に関係していることを突き止めた。がん患者の死亡原因の9割は転移が占めるが、転移の仕組みは分かっていなかった。転移のメカニズム解明により、治療や予防の創薬が期待できるという。7日、会見した。

 ◆倉吉に美術館建設、知事表明
 平井伸治知事は7日の県議会本会議で、県立博物館(鳥取市東町2丁目)から分離新設する県立美術館について、建設地は倉吉市営ラグビー場(倉吉市駄経寺町2丁目)とし、「美術ラーニングセンター」を設けて教育連携に特色を持たせるとした県教育委員会の結論を尊重し「この案を軸に美術館整備にかじを切る」と表明した。

 ◆議員報酬減額打ち切りへ
 県議会(定数35)は7日、各会派の代表者会議を開き、3月末で期限を迎える月額5~7%の議員報酬の特例減額を、4月以降は延長しない方針を決めた。片山善博知事時代の2002年度に行財政改革の一環として始めた特例減額を16年度限りでやめる。

 ◆一部損壊支援の制度化に前向き
 県中部を襲った地震で、一部損壊の住宅に対し特例的に支援金を出した制度について、平井伸治知事は8日の県議会本会議で「今回のスキームを維持する方向ではないか」と述べ、恒常的な制度化に前向きな姿勢を示した。2017年度中に支援金の財源となる基金を一緒に積み立てている市町村と協議し、最終判断する。

 ◆モンベルと大山町が連携協定
湖山池に望んで斜面に建つ阿弥陀堂=鳥取市三津
 アウトドア用品製造大手のモンベル(本社・大阪市)と大山町が9日、アウトドア活動の促進で地域活性化や防災を進めるため包括連携協定を結んだ。同社は2008年、同町の大山夏山登山道入り口近くに直営店を開設。海から山頂までをカヌーや自転車、徒歩で踏破するイベント「シー・トゥー・サミット」を大山を舞台に全国で初開催するなど、地域活性化や情報発信事業にも地元と共に取り組んできた。協定締結は成文化による取り組み強化が目的。

 ◆湖山池阿弥陀堂、国登録有形文化財に
 国文化審議会(会長・馬淵明子国立西洋美術館長)は10日、国の登録有形文化財(建造物)に、民芸運動の指導者・吉田璋也(1898~1972年)が晩年に設計した鳥取民芸美術館別館湖山池阿弥陀堂(鳥取市三津)と、因幡地方の近代和風住宅の太田家住宅(八頭町富枝)を登録するよう松野博一文部科学相に答申した。三仏寺本堂(三朝町三徳)に伝わる木造蔵王権現立像の重要文化財(美術品、彫刻)への追加指定も求めた。

2017年3月13日 無断転載禁止