江津にIターン原田さん パクチー栽培着手

パクチーの苗を持ち、事業展開について語る原田真宜さん
 国内で人気が上昇している香草パクチーを島根県江津市の特産品にしようと、同市にIターンした原田真宜さん(28)が、同市内の農地で水耕栽培を始めた。4月から東京都の飲食店などに試験出荷を始め、加工品も扱って販路を拡大していく計画だ。

 原田さんは神奈川県出身で、都内の旅行代理店に勤務した後、2016年7月に江津市浅利町に移住。同市内のIターン者らと共に、香草を生産、販売する「GPA」を起業した。タイ料理の食材などに使われるパクチーは健康や美容に良いとされ、女性を中心に人気を博しており、ニーズは高いと判断した。

 栽培方法は、水耕栽培を採用。農薬を使わず、天候変化や虫害のリスクを避けることができ、安定的な生産につながるという。

 東京都内の飲食店を中心に加工食品を含めて出荷し、17年度の売り上げは約340万円を見込んでいる。市内の農地にハウスを建てて生産規模を拡大し、10年後には売上高を10倍に伸ばしたい考えだ。

 今年秋には、パクチー料理などを一堂に集めた「パクチーフェスタ」を開くなどし、地域住民らの関心を高めていく。

 栽培事業は、16年末にあった江津市のビジネスプランコンテストで独自性や実現可能性の高さが評価され、大賞を受賞している。原田さんは「江津のパクチーをブランド化し、市内外にPRしたい」と意気込んでいる。

2017年3月14日 無断転載禁止