きらめく星 アルデバラン食

4月1日のアルデバラン食 松江での見え方
4月1日 月に約1時間隠(かく)れる

 太陽が月に隠(かく)されるのは日食(にっしょく)ですが、星が月に隠されることを星食(せいしょく)といいます。星食は、遠くにある星の手前を月が横切ることによって起こり、月の後ろを星が通り過(す)ぎるように見えます。

 特に明るい星の星食は見やすく、星の名前に「食」を付けて言い表すこともあります。おうし座(ざ)の一番明るい星アルデバランが月に隠される場合は、アルデバラン食といいます。そのアルデバラン食が4月1日にありますので、ぜひ見てみましょう。

 始まりはこの日の夕方です。空はまだ明るく、アルデバランを肉眼(にくがん)で見ることは難(むずか)しいので、双眼鏡(そうがんきょう)で観察するとよいでしょう。

 日の入りのころ、西の空に見える月のすぐそばにアルデバランはあります。それがさらに月に近づき、やがて月の陰(かげ)の部分にぱっと隠されます。その時刻(じこく)は場所によって微妙(びみょう)に違(ちが)い、益田(ますだ)で午後6時34分、松江(まつえ)で6時35分、米子(よなご)で6時36分、鳥取市で6時37分と予想されています。

 それから、1時間余(あま)り後には、再(ふたた)び月の後ろからアルデバランが現(あらわ)れます。益田で7時45分、松江で7時46分、米子で7時47分、鳥取で7時48分となっています。

 このときには空はかなり暗くなっているので、アルデバランを肉眼で見ることができますが、現れる瞬間(しゅんかん)をしっかりとらえようと思ったら、やはり双眼鏡を使ってください。

 この後しばらくは、月の横にアルデバランがぴったり寄(よ)り添(そ)う珍(めずら)しい眺(なが)めを楽しむことができます。

 今年は11月11日から12日にかけて、しし座のレグルス食がありますし、その後も星食は時々起こります。

 (島根県立三瓶(さんべ)自然館サヒメル天文事業室長・竹内幹蔵(みきまさ))

2017年3月22日 無断転載禁止

こども新聞