島根県高校新聞部「新聞作成コンクール」

「新聞作成コンクール」で訪れた山陰中央テレビ新社屋内で取材活動を行う県高校新聞部の部員たち
テレビ放送の役割学ぶ TSK新社屋訪れ“逆取材”

 島根県の高校新聞部は、毎年2回の「新聞作成コンクール」を開催しています。各校の新聞部が混成班を作って新聞作成を行い、技術の向上に努めることを主たる狙いとしています。昨年12月16日、17日に行われた2016年度第2回新聞作成コンクールでは、松江市向島町に新社屋を建てられた山陰中央テレビジョン放送(TSK)に取材に行かせていただきました。


 昨年8月29日から新社屋での放送活動を開始した山陰中央テレビは、島根県産の木材をふんだんに使い、松江城の石垣をイメージしたデザインもなされている魅力的な建物となっています。

山陰中央テレビの新社屋内で取材活動をする県高校新聞部の部員たち
 取材では、そこで働く人々がそれぞれの部署で、迅速で正確な情報を視聴者の方々に届けるべくいかに努力しているかを、報道制作局次長兼制作部長の岡本隆志さん(57)をはじめとする方々に懇切丁寧に説明していただきました。

 特に災害時の報道に当たっては、放送法108条に民間人の命を守るための放送が義務付けられており、山陰中央テレビにおいても、開局以来40年以上にわたって災害の予防と被害の軽減を心がけた放送が行われているとのことで、改めてテレビ放送の担っている役割の重大さに気づかされました。

 報道部長の澤田陽さん(54)は「言論が人の心に訴える力は暴力よりも強いだけに、責任の重さを常に感じている」と話してくださり、高校新聞作成に携わる者としても心に刻んでおきたい一言だと思いました。


 各校新聞部活動紹介

安来高校

全国1勝の壁崩せず 28人春高バレー応援

春高バレーで熱戦を展開する安来高女子バレーボール部(手前)
 第69回全日本バレーボール高校選手権が1月4日から8日まで東京体育館で行われ、島根県予選で優勝した男女バレーボール部が出場した。学校からは吹奏楽部と一般生徒有志、そして我々新聞部の総勢28人が貸し切りバスに乗り、約13時間かけて東京へ応援に向かった。

 取材では、選手の比較的近くから迫力ある写真撮影が行え、また試合直後の興奮冷めやらぬ選手へのインタビューも行うことができた。吹奏楽部は総勢12人と、部員数が100人を超えている学校もある中で、保護者の応援とともに大いに会場を盛り上げた。副部長の奈良井春菜さん(2年)は「良い経験になった。体力的にハードな日程で準備も大変だったが、応援演奏は楽しかった」と笑顔で語った。(柚)

 男子は山形中央高校と対戦し、序盤は相手に大きくリードされることがなく接戦だったが、徐々に点差が開き、惜しくも敗退した。井山創太さん(3年)は「悔しい。ミスが続き、向こうのペースになった。1年生が初めての春高で硬くなっていた。そこを上級生がもっとカバーできればよかった」と話した。(愛)

 女子は千葉の敬愛学園と対戦したが、序盤から相手のペースにのまれた。藤井華香さん(2年)は「相手は強かった。全国ではまだまだだと思った。もっと一人一人がレベルアップすることが必要だ」と悔しそうに話した。

出雲高校

多文化交流テーマ 研究成果もとに提言 NPO法人で座談会

出雲の多文化交流について考えようと開かれた「NPO法人エスペランサ座談会」
 1月5日(木)、NPO法人エスペランサの事務所で「いずも多文化にぎわい交流事業」に関する座談会が行われた。

 エスペランサは、県内に在住する外国籍の人たちの生活を支援する活動を行っている。この日はエスペランサの会員5人に出雲商業高校生徒2人、本校生徒2人が参加し、多文化が共生する社会を実現するためにはどのような取り組みが考えられるか、などについて話し合いが行われた。

 本校の課題研究で「多文化共生」をテーマに取り上げている内部峻哉さん(17)は、この座談会で自分たちの研究成果をもとに提言を行った。内部さんは「思っていたより具体的な話ができて良かった」と手応えを感じていた。また、出雲商高の今岡百萌さん(17)は「貴重な体験ができた。今後も地域に住む外国籍の人と交流できる活動に積極的に参加していきたい」と抱負を語った。


 出雲高校新聞部 私たちは、地域に住むたくさんの人たちの思いを取材し報道することを通じて高校生と地域の人々を結び付けることを目標に活動を行っています。今回の取材はまさにその活動の一つとして行いました。今後もNPO法人エスペランサと高校生による活動を継続取材し、地域全体の活性化に貢献していきたいと思います。

大田高校

校内ダンス発表会 心一つに全身で表現

力いっぱいの演技を繰り広げる「大田高校校内ダンス発表会」
 昨年12月9日(金)に「校内ダンス発表会」が行われた。厳しい寒さの中、1、2年生女子は、各クラスで試行錯誤して作り上げた創作ダンスを力いっぱい披露した。3分間のダンスではあるが、放課後遅くまで残り、完成度を高めようとする姿が見られた。審査に当たった山中清恵先生は「指先や目線、場面のつなぎなど、細部まで意識できたレベルが高い作品が多かった。一対群での動きもインパクトがあった」と講評した。

 県大会への出場権を手にした2年1組のテーマは『失恋』。発表会最多のメンバー23人で、恋をした女子の感情をバッドエンドに作り上げた。リーダーの坂根京香さんは「人数が多いので意見をまとめるのが大変だった」と語った。

 昨年12月13日(火)に出雲市民会館で開催された「第41回島根県高体連ダンス発表会」では各校代表の16作品が披露された。大田高校生は「自信をもって大きく体を動かし表現した。楽しかった」と感想を述べていた。講評講師の梶谷朱美先生は「まさにThe創作ダンス。心に残る作品」と高く評価した。(百)


 大田高校文芸報道部 現在、2人で活動している。生徒に俳句・短歌を募集し、コーナーで披露する新しい取り組みなどにも力を入れている。また、卒業式当日は、卒業生に最後の『瓶陵新聞』を届けるために奔走した。

2017年4月1日 無断転載禁止

こども新聞