書道、水泳で日本一 石見養護高の大国さん

最優秀に輝いた「梅香る里」を前に笑顔を見せる大国梨乃さん
 書道でも水泳でも日本一。出雲市出身で、島根県立石見養護学校高等部3年の大国梨乃さん(17)が、第23回全国特別支援学校文化祭の書道部門で最優秀の「りそな銀行賞」に輝いた。昨秋、岩手県であった第16回全国障害者スポーツ大会の水泳25メートル背泳ぎでも金メダルを獲得しており、多彩な才能を発揮した。大国さんは「自分にはたくさん、できることがある。納得できるまで頑張りたい」とさらなる挑戦を誓う。

 書道を始めたのは小学4年。人の名前を書くのが楽しくなり、近所の習字教室に毎週通い詰めた。たちまち上達し、校内の書き初めコンクールでは毎年金賞を獲得する腕前となった。今回の全国特別支援学校文化祭には「梅香る里」を出品し、力強く流れる筆運びが高く評価され、応募総数68点の最優秀に輝いた。

 このほど、芸術文化系の全国大会で優秀な成績を収めた児童生徒らを県がたたえる「青少年芸術文化表彰式」があり、溝口善兵衛知事から賞状と盾を受け取った。大国さんは「満足する作品が全国で賞に選ばれ、県の表彰も受けることができてうれしい」と喜びを語り、手作りのクッキーを溝口知事に手渡した。

 パティシエとして自前の工房を開設するのが将来の夢という。今は邑南町内で寄宿舎生活を送りながら、週末は出雲市内の実家に戻り、5歳から取り組む水泳と洋菓子作りに励む。「自分の手で何かを作ることが好き。自信を持って挑戦したい」と意欲をのぞかせた。

2017年4月4日 無断転載禁止