奥出雲「たたら風土記」の魅力体感 日帰りツアー

鉄穴流しの跡地に開かれた奥出雲町竹崎の追谷集落の棚田(資料)
 島根県奥出雲観光文化協会は、日本遺産に認定された「出雲國たたら風土記」の魅力を伝える日帰りツアーを4月から実施する。たたら製鉄の原料・砂鉄を採った、鉄穴(かんな)流しの跡に開かれた棚田を見たり、国の重要文化財に指定されている櫻井家邸宅で抹茶を味わったりして、たたらがもたらした産業や文化の広がりを体感してもらう。

 ツアーのタイトルは「今、日本を好きになる」。初回は4月27日で、11月までの第2、第4木曜日に行う。

 JR木次線の出雲三成駅または出雲横田駅を出発。たたらと刀剣館(奥出雲町横田)を視察し、たたらを学ぶほか、日本刀の鍛錬と刀を用いた剣術の実演を見学。追谷集落(同町竹崎)展望台から棚田を眺めて仁多米のおにぎりを食べ、松江藩の鉄師を務めた櫻井家の邸宅と庭園を鑑賞して座敷でお茶を楽しみ、両駅で解散する。料金は一般(12歳以上)6千円、子ども(6~11歳)5千円。

 香港や韓国、台湾など海外観光客の誘致も図る。同協会観光プロデューサーでスリランカ出身のサミーラ・グナワラデナさん(35)は「奥出雲が守ってきた日本の原風景や、棚田に象徴される自然と共生する日本人の感性に触れてほしいとの思いをタイトルに込めた。多くの人に参加してほしい」と話した。

 申し込みや問い合わせは奥出雲観光文化協会、電話0854(54)2260。

2017年4月7日 無断転載禁止