長浜人形お顔比べ 時代別に異なる特徴 邑南で展示会

展示した人形を確認するメンバー
 島根県邑南町日貫地区の民家に伝わる長浜人形を集めた展示会が8、9の両日、地区内にある庄屋屋敷「旧山崎家住宅」で開かれる。世代を超えて大切に受け継がれた人形が並ぶ。主催する女性グループが4日から準備作業に当たり、会場は華やかな雰囲気となっている。

 長浜人形は浜田市長浜地区で制作され、粘土を素焼きにしてから、顔料で着色する。日貫地区で1960年代半ばまで初節句の時に贈る風習があったという。女性グループ「コスモスの会」(橋津フサミ会長、7人)は、地区に残る人形を多くの人に見てもらおうと、2011年から展示会を始めた。

 地区内の約20戸から、えびす、おいらんなど約230体の人形が集まった。今回は初めて時代別に展示。居間に飾られた6段飾り86体は、明治初期や中期などに分類されている。同会によると、時代により顔の細さや目のつり上がり方に違いがあり、見比べて楽しむことができる。

 同会の鶴岡和美さん(69)は「時代を分けるためにじっくりと見たが、改めて人形ごとの特徴があることが分かった」と話した。

 展示会は入場無料で、午前10時から8日は午後9時、9日は同3時まで。

2017年4月7日 無断転載禁止