女子ログ よく似たおばさん

 エレベーターの扉が開いて降りようとすると、知り合いによく似たおばさんが立っていた。よく似ているな~と思った次の瞬間、向こうが「あら、流流さん」と話しかけてきた。よく似たおばさんではなく本人だったのだ。会ったのは何年ぶりだっただろう。私たちが知り合ったのは20年ぐらい前の20代の頃で、私の記憶の中の彼女はその頃のものだったから、「よく似たおばさん」などと思ってしまった。

 別の日に出先でわからないことをたずねようと職員の方に話しかけた。質問に答えてくれた後、その方が「流流だよね」と言ってきた。小中の同級生だった。するともう30年ぶりぐらいで、子供の時の姿しか覚えていないので、言われてみればあなたですねという感じで大変失礼をしてしまった。

 普段よく会う人や、毎日鏡で見る自分の変化は実感しにくいけれど、何年も間をあけて会うと相手の変化を見ることで、自分の変化も思い知らされる。そりゃあ、赤ちゃんが成人になっているくらいの年月を思い知らされる。最近そんな久しぶりの出会いが続いた。

 人は私を見て「変わらないね」と上手を言ってくれるけど、最近それは「中身も成長してない」と言われているように感じてしまう。体力や身体の変化(衰え)を思い知らされる今日この頃だが、内面はまだまだ成長せねばと思う春である。(松江市・流流)

2017年4月8日 無断転載禁止