益田の「中西いき活き市」農産加工所オープン

開所した「中西いき活き市加工所」で、こんにゃくを作る実行委員会加工部のメンバー
 島根県益田市中西地区で定例朝市「中西いき活(い)き市」を開いている住民グループが8日、同市白上町に直営の農産加工所を開設した。地元農産品を使って豆腐や漬物、こんにゃくなどの加工品を自ら製造し、朝市で販売。地産地消や地域の産業振興を推進する。

 開設したのは同地区の40~80代の男女約30人でつくる実行委員会。市街地から離れ、買い物が不便な状況を解消しようと2012年3月、中西公民館(益田市白上町)で朝市を始めた。

 毎月第3土曜日に、地元で取れた旬の野菜や鮮魚、生活雑貨品などを販売。売上金の1割を、朝市や市内外の温泉施設で使える割引券(400円分)と交換できる「中西ヘルスポイント制度」の財源に充てるなど、地域の経済循環にも貢献している。

 15年12月に、試験的に製造した豆腐を販売した際の売上げが好調で、農産物に加え、付加価値の高い加工品も売り出そうと、自ら製造を手掛けることを決め、加工所建設を計画した。

 同公民館から1・5キロ離れた空き地に木造平屋(約30平方メートル)の施設を整備し、作業台や大豆煮釜、休憩室などを設けた。住民の出資金や県社会福祉協議会の補助金など約450万円を活用した。

 開所式には地元住民ら約20人が出席。実行委代表の豊田忠作さん(66)が「加工所を有効利用し、地域の活性化につなげたい」と意気込みを語った。式後、実行委加工部のメンバーが早速、真新しい作業台の上でこんにゃくを試作した。

2017年4月10日 無断転載禁止