太鼓で三江線の乗客歓迎 川本で地元とデンマークグループ

JR三江線の乗客に和太鼓演奏を披露する生動太鼓と江川太鼓のメンバー
 JR三江線の乗客に「音楽の町」をアピールしようと、島根県川本町川本の石見川本駅で10日、和太鼓演奏による歓迎行事があり、地元の「江川太鼓」と、来日中のデンマークの「生動太鼓(せいどうたいこ)」が異色の共演で乗客を出迎えた。

 両団体は、2002年にデンマークであったアジア欧州会議の関連行事で知り合って以降、交互訪問するなど15年来の交流を続けている。今回は生動太鼓のメンバーが8日に来町した。

 この日の歓迎行事は、三江線の廃止が決まり、沿線に大勢の鉄道ファンらが訪れているのを受けて町が企画。両団体に協力を依頼し、乗客が多い昼過ぎの便の出迎えを行った。

 青色の法被などに身を包んだ両団体のメンバー計13人が駅のホームで、2両編成の列車の到着に合わせて演奏を開始。息の合ったばちさばきに、足を止めて写真撮影する人もいた。

 生動太鼓の創立者で演奏に立ち会ったピーター・フォーさん(49)は「三江線が廃止になるのは残念だが、この場で演奏でき、とても光栄」と話した。広島県熊野町から友人と訪れた主婦山田澄枝さん(69)は「まさかデンマークの人たちの演奏が聴けるとは思っていなかった。とても力強くて感激した」と喜んでいた。

 生動太鼓のメンバーは14日まで川本町に滞在。13日には、同町川本の悠邑ふるさと会館である江川太鼓結成45周年記念の国際交流コンサートに出演する。

2017年4月11日 無断転載禁止