津和野のカフェレストラン 親子おやつ教室開校

国方あやさん(右から2人目)の指導で団子作りを楽しむ参加者
 国名勝・旧堀氏庭園(島根県津和野町邑輝)の一部だった旧畑迫病院を改修した複合施設内のカフェレストラン「糧(かて)」が11日、旬の野草や果物を素材にした定例のおやつ作り教室を始めた。親子らを対象とした食育活動の一環で、毎週火曜日に開催。初日は3組8人が参加し、ヨモギを使った団子作りを楽しんだ。

 同店は、町が改修した複合施設内に2016年11月にオープンした。医食同源をテーマに、町内外からゲストシェフを招き、旧暦24節気72候ごとの旬の食材を使った料理を提供。みそやラー油作りの体験教室を開くなど、「食の学び舎(や)」として活動している。

 都内で飲食店経営の経験を持ち、11年に津和野町にIターンした国方あやさん(42)が、中心的スタッフとして食に関する活動を主導。子どもたちに、幼少期から季節を意識する感性を養ってもらおうと、おやつ作り教室を企画した。

 参加者は、同店の周辺で採ったヨモギをすり鉢ですりつぶしたり、白玉粉と混ぜ合わせて団子状に丸めたりする作業に挑戦。鉢を押さえる役とすりつぶす役に分かれ、力を合わせて作った。出来上がった団子は、きな粉をまぶして食べた。

 親子3人で参加した同町寺田の保育士、楠ますみさん(42)は「子どもが、身近な食材からおいしいものができることに気づくいい機会になった」と喜んだ。国方さんは「お年寄りにも参加してもらうなど食の輪が広がってほしい」と期待。今後は、野イチゴやユズを使ったおやつ作りも予定しているという。

2017年4月12日 無断転載禁止