津和野・安野光雅美術館 「山のある風景」作品展

展示作品を紹介する中川友佳学芸員
 島根県津和野町出身の画家・安野光雅さん(91)が国内外の山を水彩画で描いた作品展「山のある風景」が同町後田の安野光雅美術館で開かれており、独特のタッチが温かみを感じさせるスケッチ作85点が来場者を魅了している。6月7日まで。

 幼い頃から地元の秀峰・青野山などの山を見て育った安野さんは、山をテーマにした作品を数多く発表。今回は、これまでに刊行した絵本や画集13冊に収録された作品の中から、青野山など国内をはじめ、イタリアやスイス、スペインなど欧州を中心に国外でもスケッチした85点を展示。街や自然を見下ろす山の雄大さを繊細に描いている。

 また、2016年10月刊行の「繪本(えほん) 歌を訪ねて」の作品展も同時に開催。「蛍の光」や「茶摘み」などなじみの唱歌から各地方の伝承歌まで、多様な歌から着想した作品36点も展示している。

 同館学芸員の中川友佳さん(25)は「作品に描かれた各国を巡る旅の世界、温かな歌の世界を楽しんでほしい」と鑑賞を呼び掛けた。

2017年4月14日 無断転載禁止