桃源郷色づく 邑南でハナモモ満開

ハナモモと菜の花で鮮やかに彩られる川角集落=島根県邑南町上口羽
 島根県邑南町上口羽の川角(かいずみ)集落で、2350本のハナモモが見頃を迎えた。赤、白、ピンクの鮮やかな花をはじめ、黄色い菜の花も彩りを添え、訪れた来場者を魅了している。23日ごろまで楽しめるという。

 8世帯の13人全員が現在、65歳以上の高齢者の同集落では、住民たちが2007年から、耕作放棄地の棚田に、「桃源郷に咲く」というハナモモを植え始めた。

 3月に寒い日が多かったため、開花が例年より10日以上遅かったというが、14日には、日当たりの良い南向きの斜面のハナモモは満開になった。天候にもよるが、今後、北向きの斜面で3~4分咲きの花も色づくという。

 今年は、集落に移住した広島県三次市出身の山口忠範さん(74)が、古民家を自費で改修した「川角桃源の館」を休憩所として開放。集落を初めて訪れたという広島市中区の岡上毅さん(84)は「桃源郷の名前通りだった」と見入り、妻の幸子さん(76)も「心が洗われるようで満足した」と笑顔だった。

2017年4月15日 無断転載禁止