「春のやきもの祭り」開幕 滋味豊か 温泉津焼品定め

温泉津焼の陶器が並んだ窯元で品定めする来場者たち
 島根県大田市温泉津町温泉津の「温泉津やきものの里」で15日、恒例の「春のやきもの祭り」が始まり、訪れた大勢の陶芸ファンが窯元を巡り歩き、温泉津焼の滋味豊かな日用陶器などの品定めを楽しんでいる。最終日の16日には、10段構造で長さ約20メートルを誇る西日本最大級の登り窯を使って焼いた作品の即売がある。

 初日は、家族連れなどが温泉津やきもの館(大田市温泉津町温泉津)や、やきものの里内にある3窯元を巡り、最大で7割引きの特別価格で販売された食器や花器などを手に取り、お気に入りの品を買い求めた。近くにある地元特産の「福光石(ふくみついし)」石切り場への見学ツアーもあった。

 16日は、午前8時半から登り窯の窯出しがあり、同10時に即売会が始まる。

 同館を運営しているNPO法人石見ものづくり工房の金崎公一理事長は「祭りを通して温泉津の情報が広く発信され、新たな陶芸家たちがやきものの里に集うようになればいい」と期待を寄せた。

 祭りは、同館と同NPOが主催。旧温泉津町時代の1990年、登り窯の修復を記念して始まり、現在は春と秋の年2回開いている。

2017年4月16日 無断転載禁止