浜田・神降臨祭 迫力、躍動十八番の舞

「大江山」で迫力の舞を披露する都治神楽社中の団員=浜田市黒川町、石央文化ホール
 島根県西部の石見神楽団体が共演する第7回石見の舞い「神降臨祭(しんこうりんさい)」が16日、浜田市黒川町の石央文化ホールであった。「神楽十八番(おはこ)」をテーマに、広島県からの客演も含む計7神楽団体が得意の人気演目を熱演し、約1100人の神楽ファンを魅了した。

 大会は、石見神楽の振興と地域活性化を目的に、浜田市内の10企業・団体でつくる実行委員会が主催した。

 先陣を切った土江子ども神楽団(大田市)は、石見銀山遺跡の世界遺産登録10周年を記念して選んだ「金山姫銀山勧請(かなやまひめぎんざんかんじょう)」を演じ、大人顔負けの軽やかな舞で会場を盛り上げた。都治神楽社中(江津市)の「大江山」では、躍動感あふれる立ち回りで大きな拍手が上がった。三谷神楽社中(益田市)は石見神楽の定番「鍾馗」を演じ、息の合った舞と演奏で、技術の高さを見せつけた。

 県外から参加した琴庄(きんしょう)神楽団(広島県北広島町)は「土蜘蛛」を上演。あでやかな女形が毒々しい土蜘蛛と見破られる場面で、所作の変化が注目を集めた。石見神楽長沢社中(浜田市)の「加藤清正」は、ほえながら荒ぶる虎が客席に乱入し、会場が歓声で沸いた。

 松原神楽社中(同)の「石神(いわがみ)」は、力強い大太鼓と女形の舞で喝采を浴びた。トリを務めた後野神楽社中(同)の「鏡山」は、地元の浜田藩ゆかりの創作演目。女役たちの死闘が、来場者の目をくぎ付けにした。

2017年4月17日 無断転載禁止