松江歴史館で企画展「千変万化の出雲焼」 21日開幕

展示品の説明が書かれたパネルを設置する学芸員
 松江松平藩7代藩主・松平治郷(はるさと)(号・不昧(ふまい)、1751~1818年)の没後200年記念企画展「千変万化の出雲焼 茶陶から鑑賞陶器」が、21日に松江市殿町の松江歴史館で開幕する。19日は会場で準備が行われ、学芸員が、同藩の御用窯だった楽山焼と布志名焼の茶器など計131点に、展示品の説明が書かれたパネルを設置した。

 出雲焼は、楽山焼と布志名焼の総称。落ち着いた作風の楽山焼と、色絵が多い布志名焼はともに、大名茶人・不昧の指導により、茶陶窯として広く知られるようになった。幕藩体制が終わり明治時代になると、出雲焼は輸出用として制作され、海を越えて多くの人に愛された。

 企画展は、2018年に控える不昧の没後200年を前に、松江歴史館が主催。不昧が好んだ質素な茶器から、輸出用の華やかな花瓶や大皿まで多彩な作品を展示し、出雲焼の歴史を紹介する。

 この日は学芸員が、松江大橋や嫁島が描かれた四段重や、めでたい図柄として人気が高いエビの絵柄の茶わんの横にパネルを置き、開幕に備えた。

 期間は6月18日まで(休館日は5月18日、6月15日)。開館時間は午前8時半~午後6時半で、観覧料は大人500円、小・中学生250円。

2017年4月19日 無断転載禁止