玉造温泉ゆ~ゆで週末限定「昔話カフェ」始まる

お披露目会で細田多美子さん(左奥)の昔話に聞き入る玉造温泉関係者
 松江市玉湯町玉造の日帰り温泉施設「玉造温泉ゆ~ゆ」が21日、観光客に地元の昔話を楽しんでもらう「昔ばなしカフェ」を始める。昔話という「埋もれた観光資源」に光を当て、若者に照準を絞って週末限定で開催。温泉街を訪れた若者のまち歩きを促す。

 昔ばなしカフェは、毎週金~日曜日の午後4時から30分間、館内の特設会場で開く。語り部は、細田多美子さん(61)=松江市乃白町=ら、出雲かんべの里(松江市大庭町)のメンバーを中心に7人が交代で務め、地元に伝わる昔話や神話などを数話語る。

 定員約30人で、チケットは1人500円。地元のお茶や和洋菓子を提供する。女性に人気の化粧品を扱う「姫ラボ」など、温泉街にある3店舗で使える100円割引特典がつく。

 玉造温泉は美肌・姫神をテーマに官民一体でにぎわい創出策を展開。温泉水を利用した化粧品販売などで若い女性を中心に入り込み客数を増やした点が評価され、活動を審査する昨年の「温泉総選挙2016」でグランプリに輝いた。

 同館を運営する玉造温泉ゆうゆは、若い女性客らの注目度が高まる中、若者が日ごろ触れる機会の少ない「売り物」として昔話に着目。同館周辺に旅館や土産品店など40軒が並ぶ立地条件を生かし、旅館宿泊客らにチェックイン後、温泉街を周遊してもらおうとカフェを企画した。

 20日は旅館関係者ら40人が集まってお披露目会があり、細田さんらが「えびす様と鶏」などを出雲弁を交えて語った。

 同社の仁宮由之施設管理部長(41)は「ここでしか味わえない地元らしさを楽しんでもらい、まち歩きの起爆剤にしたい」と話した。

2017年4月21日 無断転載禁止