(39)ヤマガラ さえずり 枝を飛び回る

枝から枝に動き回るヤマガラ。愛嬌(あいきょう)のある顔が印象的だ=出雲市大社町鷺浦
 出雲大社(出雲市大社町)から一山越え、海辺の集落・鷺浦地区に入った。「ツーツーピー、ツーツーピー」。突然ヤマガラが独特のさえずりで桜の枝に飛び移って来た。

 ヤマガラはスズメ目、シジュウカラ科。体長約14センチ。日本、朝鮮半島、台湾にしか生息しない留鳥で頭、のどは黒く、頭央線、額からほおはクリーム色。腹と上背がれんが色なのが特徴だ。

 比較的、照葉樹林を好む傾向が強い。器用な鳥で堅い木の実を両足で挟み、嘴(くちばし)で割って食べる。日本ではかつて縁日で、おみくじを引かせている場面を目の当たりにした人も多いはず。人間となじみ深い鳥だったようだ。

 目の前に突然、姿を現した。餌でも探しているのか忙しく動き回っている。枝に飛び乗った時、シャッターを切った。眼がとてもかわいらしかった。

2006年5月23日 無断転載禁止