インド中銀総裁、9月退任へ 異例の1期、改革に暗雲

 記者会見するインド準備銀行のラグラム・ラジャン総裁=7日、ムンバイ(ロイター=共同)

【ニューデリー共同】金融政策運営で国際的に評価が高いインド準備銀行(中央銀行)のラグラム・ラジャン総裁(53)が今月18日に、1期3年の任期が満了する今年9月で退任すると表明した。1992年以降に就任した総裁はいずれも2期務めており、1期での退任は異例。ラジャン氏が進めてきた経済構造改革の先行きに暗雲が漂い始めた。

ラジャン氏は2008年の世界金融危機を予測したとして知られる経済学者だ。国際通貨基金(IMF)のチーフエコノミストや米シカゴ大教授も歴任した。

13年9月にシン前政権の招きで中銀総裁に就任。物価安定に主眼を置いて金融政策を運営してきた。

共同通信社 2016年6月23日 無断転載禁止