インド売上高、2倍超に パナソニック・インド社長

インタビューに応じるパナソニック・インドのシャルマ社長(共同)
 【ニューデリー共同】パナソニック・インドの社長に就任したマニッシュ・シャルマ社長(43)は5日までに共同通信のインタビューに応じ、2018年度の売上高について15年度の2倍超に当たる30億ドル(約3300億円)を目指すと明らかにした。消費者相手に加えて、企業向け事業を拡大する。

 シャルマ氏はインド人で初めて、兼務するパナソニック本社の役員に1日付で就いた。日本人を含め最年少の役員。パナソニックは現地事情に明るいシャルマ氏の登用で、市場シェアの拡大と中東・アフリカ向けの輸出拠点への育成を狙う。

 シャルマ氏は注力する企業向けの分野として、溶接機器やセンサーなど工場向けの製品、インドで設置が進む太陽光発電向けの蓄電池のほか、防犯カメラなどのセキュリティー事業を挙げた。

 インド国内での大型投資で、蓄電池工場や高価格帯の冷蔵庫工場の建設を検討。エアコンや洗濯機など白物家電事業では品ぞろえや製品の現地対応を強化し、先行する韓国メーカーに対抗する。日本で撤退したスマートフォン事業もインドでは展開を加速する。

 シャルマ氏は、パナソニック・インドが開発やデザインを手掛けた製品を生産委託し、市場に供給する方式で「中東やアフリカに輸出し、シェアを獲得する」とした。

共同通信社 2016年4月5日 無断転載禁止