美郷町が「山くじらの郷」パンフで全国発信 産地化取り組み一冊に

イノシシの地域ブランド化をまとめたパンフレット
 島根県美郷町は、農作物被害対策や精肉の商品化など、15年以上にわたるイノシシ産地化の取り組みをまとめたパンフレットを作製した。地域ぐるみで取り組んだ息の長い活動を全国にPRするのが狙い。視察に訪れる行政関係者や民間の希望者らに配布する

 同町は1999年、イノシシの被害対策を本格的に始めた。2004年には農家が主体となって「おおち山くじら生産者組合」を組織。イノシシを生きたまま処理施設に搬送する仕組みを構築し、新鮮な肉を「おおち山くじら」ブランドとして県内外に出荷している。

 食肉卸売業者が参入して雇用が生まれたほか、地域の女性たちが名刺入れやペンケースといった革製品を手作りするなど、イノシシの産地として活動の裾野が広がっている。

 パンフレットは「おおち山くじらの郷~イノシシの産地~」で、A5判、12ページのフルカラー。美郷町とイノシシ▽日本一のイノシシの産地「山くじらの郷」を目指して▽おおち山くじらブランドの確立-など5項目に分け、担い手や活動内容を紹介している。2千部を印刷した。

 同町産業振興課の安田亮課長補佐は「鳥獣対策や食肉利用、地域づくりを網羅した一冊。活動は地方創生にも通じる」と話した。

 問い合わせは同町産業振興課、電話0855(75)1214。

2017年4月27日 無断転載禁止