出雲一中吹奏楽部60周年 名門のサウンド披露へ

演奏会に向けて練習する出雲一中吹奏楽部員
 全国トップの実績を誇る出雲第一中学校(島根県出雲市大津町)の吹奏楽部が創部60周年を迎え、5月4日に記念の演奏会を出雲市で開く。現役部員と卒業生計約130人が、歴代顧問5人の指揮で演奏。出雲神話のオロチ退治をテーマにした記念のオリジナル曲も披露し、名門の「還暦」を盛大に祝う。

 1957年に創部し、全日本吹奏楽コンクール中学校の部に出場した回数は44回、そのうち金賞の獲得は22回を数え、ともに全国最多となっている。卒業生は1千人を超え、プロ奏者として活躍する人も多い。

 演奏会は同部OB会が主催し、2、3年の現役部員33人と卒業生100人以上が出演。歴代顧問のうち、初代の片寄哲夫さんや現顧問の段真大(まひろ)教諭(45)ら5人が順番に登壇して指揮棒を振り、それぞれの持ち味を生かした演奏を繰り広げる。

 記念のオリジナル曲は、東京の作曲家でピアニストの松下倫士(ともひと)さん(33)に依頼した「選ばれし者~ヤマタノオロチ伝説によるファンタジー~」。いけにえの稲田姫を救うため、スサノオノミコトがオロチを退治する物語を表現した約8分間の作品で、当日指揮も行う松下さんは「音の世界の色彩が変わっていくのを感じてほしい」と話す。

 吹奏楽部の伊藤誠泰(まさひろ)部長(14)=3年=は「昨年初めて卒業生の方と共演して、改めて一中の偉大さを感じた」と本番に向け熱心に練習を続ける。「今できる最高の演奏をしたい。たくさんの人に聞いてもらいたい」と意気込みを語った。

 創部60周年記念第10回ウィンドフェスティバルは出雲市塩冶有原町2丁目の市民会館で午後2時から。前売り入場券は一般500円(当日700円)、高校生以下300円(同500円)。

2017年4月30日 無断転載禁止