船通山カタクリ見頃 登山客癒やす 小花の群生

船通山山頂に群生し、見頃を迎えたカタクリ
 島根県奥出雲町と鳥取県日南町にまたがる船通山(標高1143メートル)に自生するカタクリの花が満開に近づき、見頃を迎えた。風に揺れる薄紫色の花が山頂を彩り、登山客の目を楽しませている。

 カタクリはユリ科の多年草で、直径3~5センチの大きく反り返った花を咲かせる。同山の山頂付近には1ヘクタール以上にわたって群生している。

 山の保全活動に取り組む地元の団体「横田山の会」(永浜哲夫会長)によると、今年は平年並みの22日ごろに咲き始めた。29日現在、群生する花の半数近くが開き、5月2日ごろに満開を迎える見込みで、10日ごろまで楽しめるという。

 晴天のこの日は、多くの登山愛好者や家族連れがカタクリをお目当てに登頂。花畑のそばにシートを広げて弁当を楽しんだり、かがみ込んで写真を撮ったりと思い思いに観賞した。

 友人5人と訪れた松江市東出雲町錦新町2丁目の会社員佐藤久実さん(45)は「頑張って山を登った後にすてきな花が広がっていた。疲れが吹き飛び、癒やされた」と笑顔で話した。

2017年4月30日 無断転載禁止