匹見神楽社中 初の単独公演 地域盛り上げへ

「みらいまつり」を控え、練習に励む匹見神楽社中のメンバー
 島根県益田市匹見町の匹見神楽社中(柴幹士(みきひと)代表、18人)が4日、同町匹見の匹見峡レストパークで社中単独の公演「みらいまつり」を開く。長年、5月3、4の両日に開催されていた恒例イベント「匹見峡春まつり」が今年から人員面などの都合で3日のみの開催となったのを受け、にぎわい創出にと社中の有志が初めて企画。29日夜はメンバーが練習に励んだ。

 公演を提案したのは社中メンバーで看護師の長谷川太一さん(32)=益田市七尾町。今年で37回目となる匹見峡春まつりは近年、レストパークと近くの巨大迷路を会場に2日間開かれ、両日とも呼び物は神楽。匹見社中など町内の3社中が出演してきた。

 長谷川さんは3月中旬、春まつりがスタッフの高齢化や人手不足で今回から両会場での1日開催に縮小されたことを知った。「中学2年生から社中に入り、ずっと2日間開催だった。寂しさとともに、何かできることはないかと思い立った」と振り返る。

 社中のメンバーに話したところ「社中単独で公演をしよう」とまとまり、演目を話し合って決めた。長谷川さんはレストパークに掛け合い、スタッフの快諾を得た。不慣れなチラシ作りにも取り組んだ。「これまでは依頼を受けての公演だったが、イベントを企画、運営する側の苦労がよく分かった」と話す。これからの匹見の未来を自分たちで切り開こう-。公演名は、そんな思いから名付けた。

 29日夜は最年少の中学2年生から最年長の柴代表(66)までのメンバーが集まり、当日披露する演目の神迎えや大蛇(おろち)、新・大江山の練習に励んだ。

 長谷川さんは「急きょ決まったイベントだが、一人でも多くの人に、匹見の良さを伝えたい」と来場を呼び掛けた。

 当日は午前11時40分から6演目を舞う。小雨決行。問い合わせはレストパーク、電話0856(56)0341。

2017年5月1日 無断転載禁止