石正美術館でワークショップ 石州和紙の版画作り挑戦

河村よし子さん(右)の指導で完成した紙版画
 伝統の石州和紙を使った版画のワークショップが30日、浜田市三隅町古市場の石正美術館であった。講師の指導を受けて、来館者ら5人が素朴な色合いが出る紙版画を楽しんだ。

 ワークショップは企画展「音羽キミ作品展」関連イベント。60代後半から日本画を始めた音羽キミさん(80)=山口県周南市=が、近くに住む日本版画会会員、河村よし子さん(67)の指導を受けた石州和紙の版画を出展したのがきっかけ。

 誰でもできる「かんたん版画」を勧める河村さんは、段ボールや毛糸、紙切れなど身の回りにある物を台紙にのり付けしてデザインを表現するように指導。参加者は犬や魚、家屋を台紙に表し、コピー用紙と石州楮(こうぞ)紙、石州三椏(みつまた)紙の3種類を使い分けて版画を完成させた。同じ台紙でも、和紙の方が素朴なタッチの絵が浮き出た。

 浜田市上府町の牛尾恵子さん(62)は「力加減の工夫が楽しく、童心に帰ったような気持ちになれた」と喜んだ。

2017年5月1日 無断転載禁止