日本画の粋 一堂に 江津で再興院展開幕

日本画の大作を鑑賞する来場者=江津市桜江町川戸、今井美術館
 現代日本画の精粋を集めた再興第101回院展(日本美術院、今井美術館、山陰中央新報社主催、江津市、同市教育委員会共催)が12日、島根県江津市桜江町川戸の今井美術館で開幕した。画壇を代表する日本美術院同人や若手作家らの秀作66点を展示し、待ちわびた大勢の美術ファンが、大作を中心とした奥深い美の世界に浸った。6月1日まで。

 再興院展は、国内屈指の日本画の美術展。岡倉天心や横山大観らが院展を1898年に創設し、天心没後の1914年に大観らが再興した。同美術館での開催は11回目で、宮廻正明氏=松江市出身=や西田俊英氏ら日本美術院同人の作品をはじめ、入賞・入選作などが会場を彩る。

 開会式には江津市の藤田和雄副市長や宮廻氏、山陰中央新報社の松尾倫男社長ら関係者と美術ファン計約200人が集い、同美術館の今井大造館長が「新緑に囲まれた美術館で、力作の数々を心ゆくまでご覧いただきたい」とあいさつ。関係者がテープカットして開幕を祝った。

 式典後には、宮廻氏や西田氏ら出品作家13人が自作を解説するギャラリートークもあり、来場者が多彩な作品を堪能した。

 会期中は無休。屋外にはテント村が設けられ、飲食物や特産品の販売などもある。期間中は土・日曜日限定で無料バスが運行され、江津市総合市民センター-JR江津駅-今井美術館の間を1日1往復する。

2017年5月13日 無断転載禁止