女子ログ 祖父母の法事に思う

 先日、祖父の72回目の命日祭と祖母の二十五回忌法要を行った。祖父は戦没者なので護国神社に祭られている。法事と呼ばず、「命日祭」として毎年、親族と共にお参りする。

 祖父はフィリピン沖の船上で亡くなったと聞かされている。祝詞の前後に宮司様は異国の戦地で命をかけた祖父たちの様子を語ってくださる。知らなかったことも多い。「おじいちゃんたち、つらかったろうな。帰りたかっただろうな」「命を私たちにくれてありがとう」。年々、胸中にこみ上げてくるものが多くなる。改めて戦争や、今ある命について考えさせられる。今年は、祖母の二十五周忌と重なり一層、祖父母、両親から命をつないでもらった今の自分について考えた。

 今年の年初に叔父(父の弟)が急逝した。父も要介護状態であり、ここ1、2カ月で急激に体力も弱ってきた。昨年の命日祭は、動作はゆっくりながらも、しっかりとお参りできていたのに。そんな様子を祖父母は空からどんな思いで見ているかしら。今は母が健康で、父の世話も家のことも担ってくれているおかげで私は仕事を思いっきりできている。なのに、なかなか素直に両親に感謝を表せない自分。

 祝詞とお経を聞きながら、もっと「一家の柱」にならなくちゃ、と気の引き締まった一日だった。

 (松江市・ねこむら)

2017年5月13日 無断転載禁止