島根で勝ち、島根で決める!

 特定のサッカーチームを熱烈に応援するファンを表す言葉「サポーター」は四半世紀前のJリーグ発足時、プロ野球と区別するため使ったのが由来らしい。今ではすっかり定着した▼同じ意味ながら、まだなじみが薄いのが「ブースター」。こちらはBリーグが昨年開幕した男子プロバスケットボールのファンを表す。ただ、前身のbjリーグ時代から参戦する島根スサノオマジックのファンにとっては使い慣れた言葉だ▼その島根ブースターがきのう、本拠地の松江市総合体育館で躍動した。Bリーグ2部(B2)の優勝を争う広島ドラゴンフライズとのプレーオフ準決勝第1戦。3千人近くが会場をチームカラーの青に染めて応援し、島根の勝利を後押しした▼筆者も会場に足を運んだ。勝利への思いを一つにした大声援に感動すら覚えた。昨季までbjの別のチームにいた高畠佳介選手(27)は「敵としてブースターの熱さを感じていたので、島根でプレーできてうれしい」と話す▼島根県では初のプロスポーツチーム。初年度からの1部(B1)入りを目指して、最終段階まで候補に残ったものの、財務面を理由に見送られて悔しい思いをした。回り道をしたが、きょうの試合に勝てばB1昇格が決まる▼敗れて3位決定戦に回ってもB1への道は残るが、きょうは本拠地での今季最終戦。準決勝のポスターにあるように「島根で勝ち、島根で決める!」が最高のシナリオだ。B1昇格へ、ブースターとともに熱い声援を送ろう。「ゴーゴー!マジック」(健)

2017年5月14日 無断転載禁止