津和野街道早駆け大会 参勤交代道97キロ走破

高津川の水源・大蛇ケ池ほとりの一本杉のそばを走る参加者ら
 津和野藩の参勤交代道として使われた旧津和野街道に沿って健脚を競う「第1回津和野街道早駆け大会」が13日、広島県廿日市市と島根県津和野町を結ぶ97・2キロのコースで初めて開かれた。個人、団体の各部門に出場した参加者が、街道の歴史に思いをはせながら、広島、山口、島根の3県にまたがる山道を駆け抜けた。

 地域活性化を狙いに、沿線の商工団体関係者やスポーツ店などでつくる実行委員会が企画。20人が出場した個人の部は1人で全コースを走破し、7チームが参加した団体の部は、4人で分担するルールとした。

 参加者は、廿日市市の真言宗正覚院を午前5時に出発。山口県岩国市、吉賀、津和野両町の2市2町の国道や県道を走って中国山地を越えるロングコースで、ゴールの道の駅津和野温泉なごみの里(津和野町鷲原)を目指した。

 コースは豊かな自然に恵まれ、名所・旧跡も点在。高津川の水源・大蛇ケ池そばに一本杉が立つ吉賀町田野原の給水ポイントでは、同町商工会青年部の澄川寛部長(31)らボランティアスタッフが水やバナナなどでもてなし、参加者が疲れを癒やした。

 個人の部を8時間19分34秒で走破し、優勝した大阪府松原市の会社員蔵本康孝さん(48)は「起伏がきつかったが、森林の中を走り、気分転換になった」と満足していた。

 個人15人と7チームが完走。実行委の棚田吉晴事務局長(27)=広島県廿日市市=は「自然豊かなコースの魅力を楽しんでもらえたと思う。来年も開催する計画だ」と話した。

2017年5月14日 無断転載禁止

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