津和野・太皷谷稲成神社で春季大祭 厳かに神事 餅まき盛大

神職や総代がまく餅に手を伸ばす参拝者ら
 日本五大稲荷(いなり)の一つ、津和野町後田の太皷谷稲成神社で15日、春季大祭があった。本殿で神事が厳かに執り行われたほか、今年初めて、同神社の神田で収穫したもち米で作った紅白餅の餅まきがあり、境内は多くの参拝者でにぎわった。

 角河和幸宮司ら神職と責任役員総代が境内でおはらいの儀を行い、本殿に移動した。角河宮司が厳かに祝詞(のりと)を読み上げ、巫女(みこ)2人が優雅な舞を奉納した後、参拝者約100人が玉串をささげた。

 神事の後には、参拝者向けに本殿前で餅まきがあった。同町名賀の神田で昨年収穫したもち米「ミコトモチ」から作った紅白餅90キロ分を用意。餅を小分けにした袋を神職や総代が勢いよくまき、参拝者らは「こっちにも投げて」と声を張り上げながら手を伸ばした。

 春季大祭は1773(安永2)年、7代目津和野藩主・亀井矩貞(のりさだ)が、京都の伏見稲荷大社から稲成大神を太皷谷の峰に迎えた日(5月15日)を祝い、毎年営まれている。

2017年5月16日 無断転載禁止