女子ログ けんかのたね

 食品の買い出しに出ると、いつも大荷物になる。大きさも量も、日本の業務用サイズがアメリカでは普通だ。キュウリやニンジン、ジャガイモは日本よりもサイズが大きく、一袋に入っている個数も多いし、牛肉や豚肉の塊は大人の顔くらい大きい。

 荷物を下ろすと、仕分け作業が待っている。常温保存の食品や飲料は、台所横の食料庫へ、生鮮食品を冷蔵庫に入れたら、肉の塊を1回の調理分に切り分け、ラップに包んで冷凍庫に収めていく。

 そして卵と牛乳でけんかになる。夫が買い出しに行くと、必ず60個入りの卵、牛乳は4リットルボトルを買ってくる。その方がお買い得だし、毎回買わなくて済むからだという。

 しかし、卵はその60個を夫婦で食べきるのに2カ月くらいかかるので、冷蔵庫の中に卵の大箱がずっと場所をとる上、2カ月もたった卵の鮮度は落ちる。牛乳はおよそ2週間の賞味期限内に飲みきれずに廃棄することもあるからもったいない。

 それなのに、私が買い出しで少量パックの卵と牛乳を買って帰ると、なぜかすぐに使いきって足りなくなり、「ほら」と夫に指をさされるので歯がゆい。目下、大量の卵と牛乳には、大量に玉子丼を作るか、ミルクスープやミルクパスタの大量消費作戦で抗戦中だ。

 (松江市出身、米国フェニックス在住・サボテン)

2017年5月20日 無断転載禁止