「たたら侍」全国で封切り 山陰両県ファン劇場へ続々

青柳翔さん(下段右)ら主要キャストとともに、作品への思いを語る錦織良成監督(上段左)=東京・新宿区、新宿バルト9
 出雲市出身の映画監督・錦織良成さん(55)が島根を舞台にメガホンを握った初の時代劇「たたら侍」が20日、全国公開された。東京都内では、錦織監督らが舞台あいさつを行い、山陰両県の映画館では待ちわびたファンが続々と足を運んだ。

 たたら侍は、戦国時代の奥出雲地方を舞台に、たたらの伝承を宿命づけられた主人公・伍介が、真の武士へと成長する姿を描いた。撮影は雲南市内の特設セットなどで行われた。全国約280カ所で上映される。

 東京・新宿での舞台あいさつには、伍介を演じた劇団EXILE(エグザイル)の青柳翔さんやEXILEのAKIRA(アキラ)さん、小林直己さんら主要キャスト13人も登壇し、約370人が詰めかけた。錦織監督は「魂を込めた作品。先人の命があって今の僕たちの命がある」と話し、青柳さんは「伍介の気持ちの流れや本当の強さを感じてほしい」と訴えた。

 一方、出雲市内の映画館で鑑賞した益田市須子町の主婦、内藤かおりさん(47)は「島根の魅力を伝えたい監督の思いが伝わってきた」と絶賛した。

 撮影地を紹介するマップを作り、観光面の盛り上げを図る「たたら侍」支援自治体連絡会長の長岡秀人出雲市長は「ロケ地の出雲地方の風景や自然、観光地を多くの人に巡ってもらい、魅力を実感してほしい」と期待した。

 28日は山陰両県の映画館でも舞台あいさつが企画され、錦織監督と小林さんが登壇予定。詳細はたたら侍のホームページに掲載している。

2017年5月21日 無断転載禁止