益田・真砂「ひら山のふもと」オープン 住民運営交流カフェ

益田市真砂地区の地域自治組織が整備した交流施設で歓談するスタッフ(中央)と来店客
 益田市真砂(まさご)地区の地域自治組織「ときめきの里 真砂」(大庭完(ゆたか)会長)が地区中心部の遊休施設を活用して整備した交流拠点施設「ひら山のふもとカフェ tele(てれぇ)―glue(ぐれぇ)」がこのほど、グランドオープンした。喫茶店として週2日営業するほか、住民主体で農家レストランや高齢者サロンなどを運営。地区内外の住民たちの集いの場として期待される。

 施設の名称は、地域住民からの公募で決めた。「ひら山のふもとカフェ」は、集落から望む日晩(ひぐらし)山から名付けた。「てれぇ、ぐれぇ」は石見弁で「良い加減な」という意味があり、施設に立ち寄ってもらい、何も考えず、ゆっくりと過ごしてほしいとの思いを込めた。

 毎週火、金曜日の午前9時半~11時半は、セルフサービスのカフェとして開店。他にも、住民主体の運営を図り、地元農家ら約10人が交代で、米や季節野菜を使った田舎料理を提供する農家レストランを不定期で開いたり、高齢者向けの交流サロンとして開放したりする。

 また、複数の事業所などが共同で活用するコワーキングスペースとしての利用を見据え、無線LANサービス「Wi(ワイ)-Fi(ファイ)」も整備する予定。

 施設は、地域自治組織が、JA支所が所有する遊休施設を借りて改修し、2016年11月に完成。木をふんだんに使った明るい内装で、調理場やカウンターを備えた。同月のプレオープンから約5カ月間、農家らを対象にした視察研修や料理開発などの取り組みを重ね、施設運営の手法を練り上げた。

 グランドオープンの日には、市の地域魅力化応援隊員の岸本真樹さん(38)や真砂小学校の児童らが、地元産のイノシシ肉を使ったドライカレーなど60食を用意し、ほぼ売れたほか、カフェ利用を含めて約100人が訪れる盛況ぶりだった。大庭会長(72)は「住民が主役となって積極的に活用し、地区を元気にしてもらいたい」と望んだ。

2017年5月23日 無断転載禁止