女子ログ 日本のサービスって…

 最近、パートを始めた。国内外からの観光客が訪れるその職場には、時に高圧的だったり、自分勝手だったりするお客サマもチラホラ…。そのほとんどが日本人。マナーの悪さが話題に上る中国人の方がよほど謙虚である。「過剰サービスが日本人をモンスター化する」という、どこかで見た記事が頭をよぎる。

 そういう私もかつては日本のサービスを当たり前だと思っていた。しかし4年前に滞在したインドでその意識が変わった。インドのスーパーでは細かいお釣りが用意されていないため、あめで代用される。レストランでは近くの店員をいくら呼んでも素知らぬ顔。カーストの名残で職種が細分化され、清掃専門のスタッフだとオーダーを取らないのだという。日本と雲泥の差の顧客サービスに辟易(へきえき)する日々だったが、私が道に迷った時には意外にも親身になってくれて、逆に優しさが心に染みた。

 そんな国から帰国すると、今度は日本のサービスが異様に感じるようになった。待ってもないのに「お待たせしました」、悪くもないのに「申し訳ございません」…。今話題の宅配サービスも、時間指定で届くことすら素晴らしい、と思うようになった。

 山陰を訪れる方々も、どうかイライラせず寛容な気持ちで、のどかな田舎のサービスを楽しんでほしい。

(境港市・コフィー)

2017年5月23日 無断転載禁止